はやりのプログラミングツールでクリスマスの演出をしたら……?[Sphero BOLT/アーテックロボ]

狩野 さやか

「知りたい!プログラミングツール図鑑」の今年の締めは、ちょっと遅れたクリスマスモードでいきたいと思います。プログラミングツールを使って子どもとクリスマスを盛り上げるものを作ってみましたのでご紹介します。プログラミングでどんどん楽しいものを作りましょう!!

新しいSphero BOLTはとりあえずLEDが楽しい

Spheroは、コロコロ転がったり泳いだりもできる不思議な球体のプログラミング可能なロボットです。この最新機種の「Sphero BOLT」には、8×8 Matrix LEDと呼ばれるLEDがつきました。

これがなかなか楽しい。文字を流すことやきまったアイコンを表示させるなどもできますが、パラパラ漫画方式で簡単にアニメーションを作ることができるのです。まずは動画をご覧ください。

このアニメーションはクリスマス前に子どもが作ったものです。SpheroなのにSphero本体は動かないの?と思うかもしれませんが、そんな使い方をするのも自由です。

8×8 Matrix LEDでアニメーションを作る画面はこんな感じです。

Sphero BOLT

ひとつずつフレームを足してひたすら作るのでツールはデジタルでもかなりアナログな作業です。このアニメーションでは202フレームも使いました。1画面に8×8の丸が並んでいるだけという制限があるところが適度で、あまり詳細な絵が書けないという制限もこの場合はプラスに働いています。本気でパラパラ漫画式のアニメーションを作りたければ、いくらでも他の手段があります。なお、色はカラーホイールからも選べるので自在です。

Sphero BOLT

ちなみに音楽や「メリークリスマス」の発声が聞こえますが、Sphero本体には音を出す機能はないので、プログラムしているiPadの方から音が流れています。音とアニメーションのコントロールをしている全体のプログラムはこちら。

Sphero BOLT

ただ出現順を指定するだけのプログラムですが、これも立派なプログラムです。アニメーションのバックで音楽を再生するにはどうしたらいいか、いろいろと試して完成しました。

アーテックロボで楽譜をプログラムで再現

次に、アーテックロボを使ってジングルベルを再現した動画をご紹介しましょう。

こちらはプログラムで楽譜を再現しています。音は本体につけたブザーパーツから出ます。
アーテックロボのプログラミング画面で、ジングルベルのメロディー再生の部分だけを作ると、出だしはこんな風になります。

このプログラム上では、音の高さは「ブザーXXから『57』をだす」という風に数値で、音符の長さは「0.25びょうまつ」という風に秒数で表現しています。音の高さは半音で1ずつ数字が変わり、直接数値で指定できます。音の長さは、曲のスピードに応じて、例えば8分音符を0.25秒とするなら4分音符は0.5秒で……と秒数に置き換えればよいだけです。

これは音のプログラムは全部筆者が作り、その音の指示の間に子どもがLEDやサーボモーターなど好きな効果のプログラムをはさみこんでいくという方式で作りました。後半真っ暗で音しか流れなくなるのは、子どもが力尽きて後半に何の効果も入れなかったからです。

この事例については、詳しくはきょうだいサイトのICT toolboxで書いていますのでぜひこちらもチェックしてみてください。
楽譜をプログラミングで再現!〜マインクラフトとアーテックでやってみた

プログラミングの目的はモノや仕組みを作ることです。何かを「作りたい!」、誰かを「楽しませたい!」、誰かの「役に立ちたい!」というクリエイティブな気持ちとセットで取り組むことを忘れないで欲しいと思います。

さて、今年も残すところあと数日。皆さんはクリスマスツリーもう片付けましたか? 筆者の家では年を越す前に片付けるのが目標なので、まだクリスマスモードが続いていますがこのあと片付けたいと思います!

新しい年も皆さんにとって素敵でクリエイティブな1年となりますように!!!

狩野 さやか
Studio947のデザイナー・ライター。デザイン・ウェブ制作全般を担当する一方、技術書籍の執筆や、ICT教育・子ども向けプログラミングについての取材・執筆をしている。著書に『見た目にこだわるJimdo入門』『ふたりは同時に親になる 産後の「ずれ」の処方箋』。

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