プログラミング授業の現場(2)〜出前授業ボランティアの実感

青砥 愛子

2020年度から小学校で始まるプログラミング教育に先立ち、企業の協力のもと、石狩市の全小学校で行っている「プログラミング教育出前授業」。そこに時々ボランティアとして参加している筆者がサポートしながら感じたことをまとめた『プログラミング授業の現場(1)〜出前授業ボランティアの実感』の後編です。

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そもそもプログラミング授業を導入する以前に

プログラミング授業を行っていて、これはきびしいなと思ったことがあります。それは、パソコンの操作

前編で「パソコンのウェブブラウザ上でmicro:bitの基本操作を教え…」とお伝えしましたが、実はその前にマウスをドラッグ&ドロップする操作方法から教えなければなりませんでした。
実機へ転送する際にも、自分の作ったプログラムをパソコンへ保存、ダウンロードフォルダからmicro:bitフォルダへ送る一連の操作は、パソコン未経験の子どもにとって、ひと苦労なのです。

一人一人に回って説明していると一時的にそこで授業が中断してしまいますし、プログラミング自体とは関係のない作業で苦労することによって、難しい印象を植えつけてしまいかねません。
実際、授業を見学した先生もそう感じていました。

プログラミング授業を行うためには、遅くとも小学校高学年くらいまでにはパソコンの基本操作を覚えておいたほうがスムーズに行えるのではないでしょうか。とりあえずマウスとキーボードの操作(入力した文字を削除するときに使用するBackSpaceキー)、ファイルのコピーや移動ができれば十分でしょう。

先生は異動のたびに新しいツール覚えなければいけないの!?

今後ますますプログラミング教育が広がりを見せていくことと思います。
実際の授業でどんなプログラミングツールを使えばよいかという疑問もあるでしょう。プログラミングツールはたくさんあって「一体どれを使うのがベスト?」かわからないし、その答えに正解はありません。

そこでふと心配に思ったのですが、例えば北海道の小学校なら先生方は基本、道内で異動します。そのときに、また新たな学校先で別のツールを覚えるというのは、忙しい先生にとってなかなか負担なのではないでしょうか。

筆者も今回micro:bitを触るのは初めてだったため、ほんの少しですが予習をしていきましたし、やはり最初は「大丈夫かな」という不安もあります。

可能であれば、マイコンボード系ならmicro:bitとかアプリ系なら○○、などツールをある程度統一しておいた方が先生方も楽なのではないかと思ったのでした。

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青砥 愛子
ウェブクリエイター。Studio947でウェブ制作や技術書籍のアシスタント、「プログラミングツール図鑑」で執筆をしている。 Coder Dojo Sapporoメンター。プログラミングを通じて大好きな子どもと関わっている。

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